国際教育アドバンストモデルの学生が履修する海外実習の引率でフィリピンへ行ってきました。当実習では、フィリピンの稲作と酪農を中心に現地での生産様式や伝統的技術、新たな取り組みについて学び、最終日に滞在中に学んだことと事前学習によって得た情報を元にフィリピン大学の教員・学生の前で英語でプレゼンテーションをするという内容になっています。今回は、JICAフィリピン事務所から始まり、乳牛の酪農家、フィリピン水牛研究所、フィリピン稲研究所、ヌエバビズカヤ農業試験場、世界遺産であるバナウエの棚田で伝統的稲作を実践する稲作農家、中央ルソン州大学、フィリピン大学ロスバニオス校と11日間、みっちりの旅程でした。
東南アジアが初めてであった私からすると、同じ途上国とは言え、アフリカとは発展程度が全く異なっており、洗練されている印象を持ちました。また、特に稲作に関しては、伝統的な手法と近代的な手法が合間って、フィリピン独自の栽培技術が確立されているようにも感じました。
最終日のプレゼンテーションでは、学生たちは緊張の面持ちでしたが、しっかりと発表をやり遂げ10日間の成果を見せてくれました。