Ngumaくんの論文がAfrican Journal of Agricultural Researchに掲載されました!マラウイ土着のトウモロコシの品種には、貯蔵中に食害する貯穀害虫に強い品種があります。ただ、近年では、欧米から導入された近代品種の栽培面積が拡大していて、土着品種との交雑が進んでいます。この論文では、元々の土着品種の性質である硬い種子と、おそらく交雑によって出てきた柔らかい種子のトウモロコシ間で、物理化学特性を比較したものです。その中でもゼインと呼ばれるタンパク質が、種子の硬さに影響していて、土着品種の害虫耐性に貢献している可能性を示したものです。このような土着品種は、貴重な遺伝子源であることから、近代品種との交雑を避けて保全するとともに有効利用するのがいいと思います。それに、何より土着品種は、美味しいんですよね。
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環境微生物学研究室・相内研究室
Environmental Microbiology・Aiuchi Lab
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