今週頭から1ヶ月間、UW-Madisonのパルタ教授が来帯されています。カルシウム関連の共同研究の進捗報告や共著論文の打ち合わせなどを行っています。
今回、パルタ先生は、3回シリーズで植物生理学の特別講義を開いてくださっています。タイトルは:Strategies for improving crop production in changing climate(気候変動下の作物生産性の向上のための戦略)で、第一回目がBasic concepts, environmental fluctuations (daily, frontal, annual) and plant response(基本的概念、気候変動と植物の応答)で、第2回目が:Coping strategies (tolerance vs avoidance): Freezing, chilling, heat, drought, flooding(対処戦略(耐性 vs 忌避): 凍結、寒冷、暑熱、干ばつ、洪水 )でした。21日10:00〜32番教室で、第三回があるので、興味のある人はぜひ参加してください。3回目はBreeding for stress survival and stress mitigation strategies: Merging physiological and genetic approaches(環境ストレスに対する耐性および軽減のための育種的戦略:植物生理学と育種学的アプローチの融合)の予定です。
パルタ先生は、マディソンで行なっている授業をそのまま畜大の学生に提供してくれています。日本の講義とは異なり、アクティブラーニングと呼ばれる手法の講義になります。広義の中には、毎回"マジック"が入っており、それぞれのテーマに関連した小実験を広義の中で披露してくれます。第2回は、凝固点降下と水の過冷却、低温ストレスによる細胞膜へのダメージでした。学生のみならず、教員も勉強になります。
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